天照御魂神・素盞嗚– category –
鏡作坐天照御魂神社・新屋坐天照御魂神社・他田坐天照御魂神社などに祭祀される天照御魂神の性格と成立年代を探ります。
-
摂津国島下郡の新屋坐天照御魂神社
『延喜式』神名帳の摂津国島下郡に、名神大社として「新屋坐天照御魂神社三座」がみえ、大阪府茨木市の西河原3丁目の天照御魂神社、西福井3丁目の新屋坐天照御魂神社、宿久庄5丁目の新屋坐天照御魂神社の3社に比定されます。 「新屋」の地名は、文和元年(... -
大和国添上郡の和爾坐赤坂比古神社・和爾下神社
『延喜式』神名帳の大和国添上郡に、和爾坐赤坂比古神社と和尓下神社がみえます。 和爾坐赤坂比古神社は、奈良県天理市和爾町北垣内に鎮座し、阿田賀田須命・市杵島比売命を祭神とします。 和爾下神社は、天理市櫟本町宮山と大和郡山市横田町の2カ所に鎮座... -
石凝姥と天糠戸
『記』『紀』神代段の天石屋神話に、鏡作の祖、石凝姥と天糠戸がみえます。 『紀』神代紀第7段一書第2に、鏡作部遠祖天糠戸に造らせた鏡、第7段一書第3に、鏡作遠祖天抜戸の児の石凝戸辺に造らせた鏡がみえ、前者は、天の石屋に隠れた日神を誘い出す役割を... -
大和国城上郡の他田坐天照御魂神社
『延喜式』神名帳にみえる、大和国城上郡の他田坐天照御魂神社は、奈良県桜井市太田に鎮座します。 古くは春日神社と称し、鎮座地の「太田」が「他田」と音(タダ)が相通ずることから、『大和志』は、当地を古代の「他田」として式内社にあて、以後、社名... -
大和国城下郡の鏡作坐天照御魂神社
『延喜式』神名帳にみえる、大和国城下郡の鏡作坐天照御魂神社は、奈良県磯城郡田原本町八尾に鎮座し、天照国照彦火明命・石凝姥命・天糠戸命を祀ります。 近くに、式内社の鏡作伊多神社(田原本町保津・宮古)と鏡作麻気神社(田原本町小阪)があり、周辺... -
ウケヒ神話の2型
『記』『紀』神代段に、アマテラスとスサノヲによるウケヒの話がみえます。 スサノヲは、イザナキに命じられた国を治めることが出来ず、根の国へ退去することになりましたが、その前に、高天原のアマテラスのもとを訪れ、この先反抗する意志のないことを証...
1