天之日矛– category –
天之日矛伝承について
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但馬国出石郡の出石神社
『記』応神記に、天之日矛の神宝について次のように記されます。 故、其の天之日矛の持ち渡り来し物は、 玉津宝と云ひて、珠二貫、 又、浪振るひれ、浪切るひれ、風振るひれ、風切るひれ、 又、奥津鏡、辺津鏡、幷せて八種ぞ〈此は、伊豆志の八前の大神ぞ... -
天日槍と淡路島
『紀』垂仁紀3年3月条一云に、天日槍は、垂仁天皇から「播磨国の宍粟邑と淡路島の出浅邑の2つの邑は好きなように住んでよい」と言われたものの、「諸国を巡って気に入った所に住みたい」と、菟道河を遡り、近江国吾名邑にしばらく住み、若狭国を経て、但馬... -
但馬国出石郡の中嶋神社
『延喜式』神名帳にみえる但馬国出石郡の中嶋神社(兵庫県豊岡市三宅)は、出石神社の北方5km、円山川水系の穴見川の中流域、穴見谷の中央部に位置し、天之日矛5世孫の田道間守と鳥取連祖の天湯河棚を祭神とします。 『記』『紀』に、田道間守は三宅連の... -
天日槍と近江国吾名邑
『紀』垂仁紀3年3月条一云に、次のような記述がみえます。 是に、天日槍、菟道河より泝りて、北近江国の吾名邑に入りて暫く住む。 復更近江より若狭国を経て、西但馬国に到りて則ち住処を定む。 是を以て、近江国の鏡村の谷の陶人は、天日槍の従人なり。 ... -
『紀』垂仁紀の都怒我阿羅斯等伝承と天之日矛
『紀』垂仁紀元年是歳条の蘇那曷叱智の帰還記事の異伝として、都怒我阿羅斯等伝承がみえます。 都怒我阿羅斯等伝承は2つの話からなり、1つは「角鹿」の地名起源、1つは「比売語曾社」の起源を記します。 「角鹿」の地名起源伝承はつぎのような話です。 越... -
天之日矛の系譜
『記』応神記に、天之日矛の系譜の記述がみえ、図にすると次のようになります 天之日矛 ├─多遅摩母呂須玖──多遅摩斐泥──┐ 多遅摩俣尾──前津見 │ ┌───────────────────────┘ └─多遅摩比那良...
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