ホムツワケ– category –
垂仁朝のホムツワケ伝承について
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『出雲国風土記』の天𤭖津日女・天御梶日女
『尾張国風土記』逸文に、『記』『紀』垂仁段のホムツワケ伝承の異伝がみえます。 尾張国丹羽郡吾縵郷に「多具国の神、阿麻乃弥加都比女」を祭祀したことが記され、阿豆良神社(愛知県一宮市あずら)の起源とされます。(→『尾張国風土記』逸文のホムツワ... -
ホムツワケ伝承と彦坐系譜の相関性
『記』開化記の日子坐系譜に、ホムツワケ(ホムチワケ)と関わる人物が複数みえます。 ホムチワケの母、沙本毘売命とその兄沙本毘古王は、日子坐王と春日建国勝戸売女沙本之大闇見戸売の子です。 また、沙本毘売の遺言によって後任の垂仁の后となったのは... -
ホムツワケと玉作部
『記』『紀』垂仁段のホムツワケ伝承は、生駒山西麓の河内国高安郡・大県郡・若江郡を舞台とし、「玉作部」との関係が認められます。 ① 『記』に、沙本毘売が玉の腕飾りに仕掛けし、謀反を起こした兄に殉じたことがみえます。 沙本毘売は、兄の沙本毘古王... -
ホムツワケ・アジスキタカヒコネ・スサノヲ
ホムツワケ、アジスキタカヒコネ、スサノヲの描写の類似が指摘されています。 ホムツワケは、『記』『紀』に次のように記されます。 是生年既に三十、八掬髯鬚むすまでに、猶泣つること児の如し。 常に言はざること、何由ぞ。 『紀』垂仁紀23年9月条 是の...
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